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永遠の愛を奪って
第14章 淡い恋心と信頼
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土嶋さんと一緒にいて戻って来なかったくせにイライラしているような口ぶり。……怒りたいのはこっちの方だ。
戻って来て私との時間を作ってくれると約束してくれたのに……。
少しずつ社員の皆が集まってきている中、祐に腕を掴まれて近くの誰も歩いていない廊下へ連れて行かれた。
ムッとしている私の顔をじっと見てくるから気まずくなって視線を逸らした。
「……祐が悪いんじゃん。どうせ土嶋さんとエッチなことしてたんでしょ……」
こんなことを言ってはいけない……。
そう分かっていてもメッセージに気づかなかった私に当たってくる態度にイラついてへそを曲げてしまう。
「なっ……、本当にそう思ってるのかよ……。するわけないだろ」
「思いたくないけどそうなんだよね?一時間以上も土嶋さんと一緒に部屋にいたんだからすることって言ったらひとつじゃん」
冷静になって話したいのに怒りの方が強くなってきて責めるように言ってしまった。
そのせいなのか祐の顔を見ると眉根を寄せて悲しそうな表情をしていた。
「小春……。それはないって……」
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