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永遠の愛を奪って
第14章 淡い恋心と信頼



「容姿がいいからって理由で青木くんと付き合っているわけじゃありませんから。青木くんが私を好きでいてくれている限り、諦めたくありません」


はっきりと言うと椿さんは差し伸べてきた手を下ろしてもう一度街並みが見える方へ顔を向ける。


その横顔は晴れていなくて、まるで今の天気と似ていた。

重たい灰色の雲があるせいで綺麗な青空が見えない。

だからと言って、晴れ晴れしていてもその明るさについていけるような気分じゃないけれど……。



「なるほどな。青木はどっちが好きなんだろうな。彼女が大事なら土嶋よりもはくまいの方をよく見るべきだと思うけど」


「きっと何か理由があるんだと思います……」


「ここまで言っても青木のことがそんなに好きなのか……。モテる男にそこまで好きでいられるなんてはくまいは一途な女だな。おれはそういう彼女が欲しいんだよな……」


「椿さんならきっとできます。そんなに彼女が欲しいなら頑張ってくださいよ」



「……ありがとよ」


ピタリと目が合った途端、何かを思う真っ直ぐな瞳に吸い込まれそうになって息をするもの忘れてしまうほど体が固まったように動かなくなった。


視線も逸らすこともできずにいると私のことを見つめている椿さんが顔をゆっくりと近づけてくる。


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