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永遠の愛を奪って
第15章 明るい未来への一歩
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仕事をする上でしか関係がないのに、周りの皆が気にしてくるから不思議だ。
「祐のことが好きでしたから乗り換えたりはしません。別れることになったとしても祐の返事を待つつもりです」
「小春は健気だね……。あたしだったらさっさと話をして、気が合わないなら次にいくかなぁ……」
「私も穂並さんみたいにはっきり言えたらいいんですけどね……」
本格的に泣いてしまう前にスカートのポケットからハンカチを取り出して、目尻にのっていた涙を拭った。
それを見て眉を八の字にした穂並さんは机の上にバラバラになっていた紙をまとめ始める。
「言い忘れてたけど、LOINEのメッセージを既読無視していてごめんね。結婚したよって親戚のところに顔を見せに行ったりしてバタバタしていてね、連休中は忙しくて返せなかったのよ。
メッセージで小春が聞いてきたことの答えだけど……、椿は小春のことをいい後輩だって言ってたし、好きだと思うよ?女として」
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