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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…
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対面に座っている青木くんがパスタを食べ終えてお冷を飲んだタイミングを狙う。
「青木くん、そういえば話って何……?」
自分で考えていても答えが出ないから勇気を出して聞いてみることにした。
すると、青木くんは驚いた顔をしてから少し眉を寄せて私を見てくる。
「もしかして小春は忘れてる?」
「なっ、なにを……?」
「この前の飲み会の後のこと」
やっぱりその話だったんだ……。
「……忘れてないよ。妊娠してるかどうかはまだ検査できないみたいだし、分からないから」
「いやいや、それは当然だろ。そのことを聞きたいわけじゃないって」
「じゃあ、何?」
「……小春はあの時、酔ってた?」
「ううん。お酒をこぼしちゃって飲む気になれなくて殆ど飲まなかったし。
あっ、汚したスーツはクリーニングに出しておいたから明日持って行くね。あの時はお酒をぶちまけてしまって本当にごめんなさい」
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