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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…
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夜はワインの飲み放題もあるここのお店。
客の会話が盛んに飛び交い、賑わっている店内で私と青木くんは場違いのように大人しく会話をしていた。
「スーツのことは気にしてねーから」
「よかった……。新しいスーツだって聞いたから罪悪感が大きくて……」
「あの夜、小春は酔ってたからオレとシたのかと思ってた」
「えっ……!?」
話をするのが慣れてきて再びフォークとスプーンを両手に持って食べようとした時、重要な用件が飛び出してきてピタリと手の動きを止めた。
ドキドキと心臓が煩くなりながらも青木くんと顔を合わせると、少し困ったような顔をしている。
「あれは……、本当に酔ってなかったから……。シラフでもああ言っていたかも……」
「…………。ふーん。じゃあ、何度も聞いて悪いけど初めてってマジなんだ?」
「……うん。処女とするのは嫌だった……?」
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