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永遠の愛を奪って
第15章 明るい未来への一歩



「まだ奪われてないでしょ。別れてないんだし。
青木のことが好きなら頑張りなって!」


「今のままだとまた喧嘩してしまうと思います。……私が不安になるから何も変わらないんです」


前のめりで話を聞いていた穂並さんはストンッと椅子へ浮かしていた腰を下ろす。


私の味方でいてくれる今は心配そうな顔をしてくれている。


でもそれは私が弱気でいて、泣きそうな顔をしているからなのかもしれない……。



「誰だって不安になるよ。自分の彼氏が他の女とスキンシップしてたら……。

青木だって小春には嘘をつかないだろうし、信じてあげなよ。いくらなんでもヤッてないって」


「ゴミ箱の中にコンドームがあったって椿さんが言ってたんですよ?」


「椿がねぇー……。でも捨ててあっても使ったかどうかは本人たちしか知らないじゃん。
……小春がいいなら、葉月ちゃんに本当にヤッたか聞いてくるよ?」


「えっ……」


「それで別れるか別れないか決めるのもアリだと思うけど」


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