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永遠の愛を奪って
第15章 明るい未来への一歩
「うん。分かった」
私もモヤモヤしていたことを土嶋さんに言うことができて心に掛かっていたモヤモヤが軽くなった気がする。
だから、付き合い始めてからの笑顔を見せることができていると思う。
「でも祐ったらヤる気満々じゃない?」
「ヤるというかヤらなくてもいいんだけど、横になれるところでリラックスしながら話したい気分だったから」
「残業続きだったみたいだし、疲れてる?」
「それもあるなー……。仕事が始まってから忙しくなって夜の九時とか十時に帰ることが多かったし……」
祐の目の下にはクマがうっすら見えていて疲れが溜まっていそうだった。
「雪も降ってきたし、また明日でもいいよ……?無理しないでゆっくり休んでも私は逃げないし……」
「大丈夫!明日行けば休みだし。……今は小春と少しでも一緒に過ごしたいから」