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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…
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「無理無理。絶対、無理!考えるだけで鳥肌が立つもん」
「はははっ、すげー拒否ってる。小春ってよく話すと面白いな」
「え……?」
「いつも穂並さんの後ろに隠れてて話にも入ってこないから大人しい人なのかと思ってた。でも意外と話す子なんだって分かった」
穂並さんと話しながらも黙っていた私のことを見ていてくれたんだ……。
同期でもなくて、同じ課でもなくて、会社で顔を合わせるくらいなのに青木くんの目に私がちゃんと映っていたことが嬉しい。
「ありがとう。青木くんは同じ歳だから話しやすいっていうのもあるかな。……で、話はそれだけ……?」
「小春の初めてを奪ってしまって後悔されていたら悪いなって思っていたから、話が聞きたかったんだ」
「なるほど……。あとは?」
「もっと話してみたかったのもある。いつもゆっくり話す機会がなかったから。……もしかして今晩も期待した?」
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