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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…



「今晩も、ってなにを?」


そのことを隣の席の人たちに聞かれないように青木くんは前のめりになって近づいてくる。

こっそりと言いたいことだと思って私も体を近づけて耳を傾けた。



「セックスだよ」


「なっ……!?」


他の誰にも聞こえないほど小さな声で言われた言葉に驚いてまた顔が熱くなってくる。


今日は熱くなることばかりで額に変な汗をかき、前髪がぺたんとまとまってしまっていた。



「私は青木くんとただ話すだけかなって思っていたから。そう紙に書いてあったし……。だからご飯に行くとも予想外で、立ち話で終わるのかと思ってた……」


そして他の女からの誘いも断っていたようだし……。



「立ち話で済む用件じゃないだろー?あの夜の帰り、小春がそっけなかったから心配してたんだ」


「そっけなくしていたというか、やってみて脚がガクガクになって体も疲れていたから……」


「今は治ってる?」


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