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永遠の愛を奪って
第16章 満たされる心と体。そして……
怖くなって肩がしっかり浸かるほどお湯の中へ体を沈めた。
対面に座っている祐を不安げにじっと見ていると半分困っているような顔で微笑まれる。
「してない。体の浮気もしてないから安心して大丈夫だよ。
部屋に戻ったら葉月がいたのは確かだけど、ただ話してただけだから。そのせいで小春を待たせて、一人にしてしまってごめんな」
「でも椿さんが朝起きたらゴミ箱にコンドームが捨ててあったって言ってたよ」
「先輩が小春にそんなことを言ってたのか……。
そのコンドームは葉月がつけようとしてきたんだよ。
くっついてくるのをやめろって話しても言うことを聞かなくて。コンドームの袋を開けて、勃っていなかったちんこも強引に握られて……」
彼氏の大事なところに触れられたことを知って私が嫉妬しているのを察知したのか、段々笑顔でいる余裕がなくなり、話しにくそうな顔になっていく。
そんな祐をジト目で見つめて自分の体を労るようにお湯の中で腕を撫でた。
「ふーん。それで?コンドームが出てきたってことはパンツも脱がされたの?」