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永遠の愛を奪って
第16章 満たされる心と体。そして……



次の日の仕事帰り、祐が言っていた通りに穂並さんへの結婚祝いをどうするか話し合った。


この辺りの美味しい料理が食べられるお店の本も買って参考にしたり、前にもこの事を話していたことがあったからスムーズに進んでいく。



「じゃあ、プレゼントはそれで決まり。会社帰りにどうぞって渡すのはちょっと寂しい気もするからな……」


「ランチの時に渡せばいいんじゃないかな。帰りを遅くさせられないから、私たち三人でいれるのはお昼かなって思って」


「なるほど!さっき言ってたお店に行ってご馳走してお祝いを渡すか。

……小春ってしっかりしてるよな。オレの決められないところにすぐにアドバイスをくれて助けてくれるし」


「前にもちょっと話したし、なんとなく思いついただけだよ」



「いやいや、かなり頼りになるって。消極的なようで自分の考えはきちんと持ってるからな……。小春のそういうところも好き」


対面に座っていた祐は肩肘をついて幸せそうに笑ってくる。


取り戻せた今の時間を楽しんでいそうな姿を見て、心が温かくなった私もにっこりと微笑んだ。


「ありがとう。私も祐のことが大好き」


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