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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
温かい湯船に浸かりながら、同じ屋根の下に祐がいることを幸せに思っていた。
私が風呂からあがるのを待っている今はお婆ちゃんと何か話しているんだろう……。
祐のおかげでお婆ちゃんの表情もいつもより明るく見える。
もし遠距離恋愛になっても別れずに同じ籍に入ることができたのなら、こういう日が普通にやってくるのも夢じゃないのかな……。
遠距離恋愛か……。
未来が怖くて現実から目を背けたくなる。
まだ時間もあるし、今は見えない先のことは考えないでおこう……。
きっと私と過ごす時間を作ってくれた祐だって笑い合える時を過ごしたいはず。
二階の部屋で髪を乾かして私の次に入った祐が風呂から戻ってくるのを待つ。
お婆ちゃんは先に風呂に入って今頃寝ているはずだから二人きりの時間がやってくる。
さっきの続きをするってことはセックスするのかな……。
「はぁー、いい湯だったー。あれ、小春は寝る準備できたんだ?」