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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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今朝会社まで一緒に歩いてきたことが色んな人にバレてしまったけど、穂並さんにはまだ知られていないようだ。
でも祐と私が付き合っていることも噂となって広まっていくだろう。
「実は……、一昨日から同棲みたいなことをしてます」
「はぁ!?転勤するのにいきなり同棲!?」
あまりにもびっくりしたのか声を上げてしまった穂並さんは周囲を気にして私を印刷室へ連れ込んだ。
まだ誰も使っていないことを確認してから続きを話すことにした。
「引っ越したわけじゃないですよ。うちのお婆ちゃんの家に泊まってますから、お婆ちゃんも一緒ですけど」
「小春の家はどこだって青木が聞いてきたけどそういうことだったの……。あいつは一体何を考えてるわけ……?」
「私と一緒に過ごしたいから家を出てきたって言ってましたけど他にも事情があるのかもしれません」
「そうだとしても彼女の家に押し掛けるなんておかしいから」
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