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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…



「あれ、まだ髪の毛乾かしてなかったんだ」


洗面台の前でおどおどしていると浴室のドアが開き、水滴がついた裸の青木くんが姿を現す。


一度は見たことがあるものの、男の裸を見るのが未だに慣れなくて私はすぐに背中を向けた。


「もうあがったの!?」


「体を洗うくらいだからすぐに終わるけど」


「そうなんだ。実はまだ髪の毛を乾かしてなくて……」


「じゃあ先に待ってるから」


「うっ、うん……」


髪の毛を乾かしながらこのすっぴん状態をどう乗り切ろうか考えていたけど、いい案が何も思い浮かばない。

結局、もたもたしているうちに髪の毛が乾いてしまった。



「小春ー?まだ?」


「ごめん。もうちょっと……」


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