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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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祐を責めるというよりも、いいところを見せられない自分が情けなくて堪らなかった。
しばらく泣いて涙が止まった後、祐が部屋に入ってくる。
何もつけずにいたから照明をつけて部屋を明るくして、ストーブもつけてくれた。
「さっきの唐揚げ、ばーちゃんと一緒に食べたよ。ばーちゃんも美味しいって言ってたから機嫌治して」
「食べなくていいって言ったじゃん……」
「いや、食べ物を粗末にしたくないし、勿体ないから食べるよ。全部食べたんだし、いい加減にいつもの小春に戻ってくれよ」
なんだか食べないといけない義務感があみたいで嫌だ。
それに祐から聞きたい言葉はそれではない。
「ばーちゃんも心配してるから……。仲直りしよう……?」
「機嫌が悪いから今日はもう寝るね」
「小春……」
それからお風呂に入ってきて、布団に入って目を閉じるまで話さず過ごした。
でも昨日と同じように布団の位置は祐の隣。
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