この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
気づいてないフリをして通り過ぎようとしたけれど祐に声を掛けられて足を止める。
「……置いていってごめん。でも他に言うことは?」
こっちの方が私にとって重要だ。
初めてのことだったからまだモヤモヤしている。
「えっ……?何のことだよ」
眉間にシワを寄せた祐は昨日のことを忘れてしまったように首を傾げていた。
たった一言聞きたいだけなのに分かってもらえなくてむしゃくしゃする。
「じゃあ知らない」
「ちょっ、小春!」
引き止められないようにさっさと女子トイレのドアを開けて中に入った。
やっと切り替えられそうな気がしたのにまた昨日の失敗を思い出してしまう。
いい女だと思わせたいけど、このままでは上手くいかない……。
それも頭では分かっているけど気持ちがついて行かなかった。
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)