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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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デスクに戻ってから仕事の続きに取り掛かろうとすると穂並さんが私の方に体を向けてくる。
また祐とのことを聞かれるのかなと思いきや、困ったような表情をしていた。
「ねぇ、小春……。こういうミスはやばいよ?」
「何のことですか?」
見せられたのは自分がパソコンで入力してから印刷して穂並さんに提出したばかりの書類だった。
間違っているところを指差されて重大なミスを犯していることに気づく。
「あっ、これはまずいですよね……。今すぐ作り直します!」
「青木と同棲して浮かれてるのは分かるけど、仕事をしている時はちゃんと頭を切り替えないと……。少しのミスだって大きな失敗に繋がるんだから気を引き締めて」
「はい。すみませんでした……」
穂並さんに注意されてから落ち込んでいる暇もなく、定時まで仕事は忙しなく続いた。
やっと仕事が終わってから会社の外に出てバックからスマホを取り出して見る。
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