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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…
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これ以上隠し続けたら青木くんを傷つけてしまいそうな気がして、背中を向けたまま答えることにした。
「化粧をしてないから……」
「は……?」
「メイクポーチを忘れちゃったから化粧ができなくて顔を向けられないの」
「なんで?」
「なんでって、女はそういうものなんだよ。他の人にはすっぴんを見せたくないというか……」
肩を掴まれてからくるりと青木くんの方に体の向きを変えられた。
理由を話しても顔が見られてしまうのが嫌で俯いていると、そっと顎を持ち上げられて唇を重ねられる。
すっぴんの顔を近づけるのがあたりにも恥ずかしくて、キスをしている間は目をぎゅっと閉じていた。
「どこが見られてまずい顔をしてんだよ。化粧していなくても小春は全然変わらないって。頬も柔らかいし」
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