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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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不安になって祐の顔をじっと見ていると微笑んできて、またチョコを食べさせようと私に向けてくる。
本当の気持ちを聞き出すのが怖くて何も言えなくて大人しくチョコをもらうことしかできなかった。
もぐもぐと噛んでいる時に喜んで頭を撫でてくれたけど、未来がどうなるのか分からなくて不安になっている私の気持ちなんて考えてもいないんだろう。
「転勤するまでに小春が望んでいた答えも見つけないとだし……。待ってろよ。必ず当ててやるから」
「まだ答えられない……?」
「うん、まだ。許してもらうためには適当に答えられないからな」
許してもらいたいということは後腐れないために別れるため……?
答えを探す面倒なことでさえもポジティブに考えている祐を前にネガティブなことばかり浮かんでくる私。
やっぱり私の恋愛の不幸のジンクスは変えられないのだろうか……。
「ねぇ、祐……。私ね……」
「ん?なんだよ」
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