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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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肩を組んできえすぐ側でじっと見つめて、私が次に話すことを待っていてくれる。
そんな風に楽しそうな顔で見られていたら言えない。
私は“遠距離恋愛をするのは無理だ”なんて……。
しかもこれを言ってしまったら別れたいと言っているようなものだ。
「なんでもない……」
「はははっ、なんだよー。なんでも言えって。
前に隠し事はなしだって約束しただろ。……小春」
頬にキスをされた後に唇にちゅっとリップ音を立てて優しく触れられた。
悲しい顔をしてしまいそうになっている私に何度かそのキスをしてくると、畳の上にゆっくりと押し倒してくる。
その時に祐が膝の上にのせていたアーモンドチョコの箱が傾いて何粒か転げ落ちた。
そっちの方に気を取られてもおかしくないのに視線はこちらを向いたままだった。
「なんか泣きそうな顔してねぇ?」
「してないし、そんなに見ないでよ……。目が疲れてるだけ」
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