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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと



「もう大丈夫だよ。今日は晩御飯を作るくらいの気力もあったから」


「それならいいんだけど……。いや……、まだおでこが熱くないか?」


胸を揉むのをやめて、おでこへと触れて私の体温を確かめてくる。


妊娠している気配はないし、セックスをしてもいつもはここまで気にしてこないからどうしてここまで過剰に心配してくるのか不思議だった。


そんなに子供ができたら困るんだろうか……。


いや、転勤するし、新しい職場に行ってからも仕事でいっぱいで私の相手なんてしている暇はないと思うから困るに違いないけど……。


ここまであからさまにされると否定されているみたいでなんだか虚しくなってきた。


「平熱だと思うよ。今日は頭も痛くないし、風邪も引かなかったから」


「そっか。小春の体調がいいならそれでいいんだ。元気なのが何よりだし。
エッチしたいっていうのもあるけど……」


「うん。しよう。昨日はできなかったもんね」


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