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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと
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転勤するまでになるべく祐の性欲も減らしておかないと……。
欲求不満になって転勤先で働いている女性社員をいやらしい目で見て欲しくない。
「……もし、赤ちゃんができてたって言ったら祐はどうする?」
嫉妬心が湧き上がってきたせいで聞けなかったことをつい呟いてしまった。
このタイミングでこの質問は言ってはいけない。
聞こえてなければといいなと思ったけど、しっかりと耳に届いていたようで祐も目を大きく見開いて驚いている。
おまけにそのせいで腕の力も弱くなったのか、一旦崩れ落ちて私の体の上に被さってきた。
転勤を引き止めるようなことを言い出したからそこまでびっくりするのかな……。
眉を下げた不安な表情ですぐ正面にいる祐を見ると私から視線を逸らして口をきゅっと引き締めた顔をしていた。
でもそれがどちらの意味でそうしているのかパッと見た感じ分からなかった。
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