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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと



「なんでそこでうちのお婆ちゃんが出てくるの……?」


九十八パーセントの確率で「責任を取る」っと返ってくると思ったのに予想外の答えが返ってきて私はパチパチと大きく瞬きをした。


私だけではなく、うちの婆ちゃんのことも好き……?女として……?


どう受け取っていいのか分からなくて一瞬、混乱して頭が回らなくなった。


いやいやいや、そんなわけがない。年が離れすぎている。

なに変なことを考えているんだ私は……。



「小春、たっくん。聞こえてなかったのかい?ごはんー!」


「はーい。今行くよー、ばーちゃん。今日も小春が料理を作ったんだろ?楽しみだなー。

あっ、弁当に入っていた味噌おにぎり美味かったぞ。今日も先輩に分けてくれって言われたけど、米一粒渡さないように死守した」


これでその話は終わりと言っているように私の手を引いて部屋から出て晩御飯を食べに行った。


少しずつ前へ進めていると思うけど、どうして祐はゆっくりと先の話に向き合ってくれないんだろう。


こうやって避けられると余計に話しにくくなる……。


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