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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと



賢者タイムに入ってしばらくしてから隣にいる祐が心配して気に掛けてくれる。


頬についていた髪を退かしながら撫でてきたその手の感触は温かくてとても優しく思えた。それと同時に男らしい頼もしさも感じる。


でも祐のぬくもりをたくさん感じようとしているから自分の肌から離れていくのが寂しく思えてしまう。



「うん。すごかったからなんか体が重い……」


毛布を掛けてくれた後、私の頭を腕の上にのるように促して後ろから抱きしめてきたから祐もまだ眠らないようだった。


顔を横に向けた時にベッドサイドに置いていたスマホの画面が通知が届いたことによって明るくなり、時刻が見えたけれどもう日付が変わっていた。


「ごめんな。昨日してなかったからつい張り切って腰振りすぎた……」


「あはは、祐ってたまにそうだよね。びっくりするくらいの性欲だよ」


「男ならこれくらい普通だろ。痛くするようなプレイはしない方だからオレはまだ健全だと思うけど」


「そうなの?祐くらいでも私は変態だと思うな」


「どんな王子様を思い描いているんだよ小春は。オレより性欲がない男の方が良かった?」


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