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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと



意外な言葉に反応して、俯いていた顔をすぐに上げて祐の方を見た。

すると、行為を終えて休んでからぱっちりと開いていた瞼が重くなっていて今にも眠ってしまいそうになっている。



「小春の望んでいることだって……、ちゃんと……」

「ちゃんとって、何?」


「望んでいた答えがちゃんと分かったから……、オレは……小春に……それを……。
いや……、あれを……、土曜日に……」


つまり、何なんだろう。


言いたいことをはっきりと話して欲しい。


呂律が回らなくなってきた祐の様子を見ていたら、遂に目を閉じて寝息を立て始めた。


また大事なことを言わずに眠ってしまったようだ。


悩んでいる私を置いて夢の中へ行ってしまうのだから能天気な人なんだろう。


でも仕事で疲れているんだから、すぐに寝てしまうのは仕方がないことなんだけど……。



セックスをして寝るには持ってこいの疲労が溜まったのに私は目が冴えてしまった。


もっと話していたいなんて言って祐を起こすことはできない……。


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