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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ
一緒に昼ご飯を食べた時には、暇ができるほど仕事がないと言っていたから上司である椿さんが呼び出すとは思えない。
土嶋さんにも丁寧な話し方はしないから違うと思う。
穂並さんは義両親に夜に出歩くことをいいと思われていなくて避けているからなさそうだ。
いつ用事があって呼び出してもおかしくない家族である両親やお姉さんにも敬語は使わないだろうし……。
そうなると一体誰なんだろう……。
夜に会いに行くほど大事な用事なんて仕事以外考えられない。
しかも、外は雪が降っていて出歩きたくないような道路状況だ。
それほどまで祐にとって大事な用事なんだろう。やはり仕事関係なのかな……。
考えながら晩御飯を食べていると玄関のドアが開く音が聞こえてきて祐が帰ってきた。
「小春、おかえり。雪がやばいよな。これは明日の朝は雪掻きしないとだな」
「おかえりって……、祐はどこに行ってたの?」