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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



「えっ……。ちょっとコンビニまで行ってきただけだから。ほら、急にポテチとか食いたくなって。小春も一緒に食おうぜ」


そう言ってコンビニのロゴが入った大きめのビニール袋を掲げて私に見せてくる祐。


どれだけ何を買ってきたのか分からないけれど、ポテトチップスの袋が見えたから本当にコンビニに行ってきたようだった。


少しばかり雪で濡れたコートを脱いでから二階に置きへ行った祐の姿を見て思う。


お婆ちゃんが言っていた用事と祐が出て行った理由が違っていることを……。



「本当にコンビニに行っただけなの?」


風呂を済ませてから二階の部屋で二人きりになった時に祐にもう一度聞いてみる。


「うん、本当だって。無性にポテチが食いたくなる時ってあるだろ?コンビニも近いし、散歩がてら行ってきたんだって」


「まぁ、食べたくなる時はあるけど……」


もうすぐお婆ちゃんの家から出ると言うのに大きめの袋に入るほどたくさんのお菓子を買ってどうするんだろう。
遠足のお菓子に持っていくとしても多いと思う。


祐はそのビニール袋からポテトチップスを出して封を開けて一つ手に取り、私の口元へ運んでくる。


「ほらほら、そんな顔してないで小春も食えよ。一日くらい夜遅く食ったって太らねぇから」


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