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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



「ほっ、本当だよ……!小春こそいい服を買えたのかよ?服屋で買ったっぽい袋が見当たらないんだけど」


「えっ!?わっ、私だってちゃんと駅前に行って買い物してきたよ。
いい服がなかったから買わなかっただけで……」


服よりも高い買い物をしてきたなんてまだ言えない。


しかもポテチを食べている途中で高級時計を差し出して「結婚してください」と言うのもムードがない気がする。


これが少し高いケーキだったらまだ有りだったと思うけど……。


でも午後十時を過ぎているし、後は歯を磨いて寝るだけだ。


話をしていられる時間もそう長くない。



「とっ、とりあえず、ポテチを食べよう。
美味しいなぁー……。はい、祐もいっぱい食べて。あーん」


考えれば、もたもたしていられなくて急ピッチで袋に残っているポテトチップスを食べ進めていく。


イチャイチャするいい雰囲気になってきていたけど、私が祐の口にポテトチップスを何枚も入れ込むから笑いへと変わっていった。


「こはる……、食べさせてくれへうれひいけろつめこみすぎじゃね?」


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