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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



「あはは。何言ってるのか分からない」


面白くてお腹を抱えていると私も同じく口の中にポテチを何枚か詰め込まれて祐に笑われた。


こうやって戯れるのも楽しいからやり返されるのも悪くない。


笑ったおかげで少し緊張が解れたけど、どんどん鼓動が早くなっていくばかりだった。



どのタイミングで逆プロポーズをしよう……。


世の中の既婚の男性は“結婚”という言葉をいつ声に出すかこんなにもドキドキしながら探っていたなんて知りもしなかった。


「はははっ、小春も面白い顔をしてる」


「……ポテチの贅沢食いだね。美味しい」


「そうだよな。こんな食べ方することって滅多にないし、二人で食うと美味い」


「祐もそう思うんだ。なんか気が合うね、私たち」


「オレもそう思う。……でもそこまで笑う余裕があるならオレに相談してくれればよかったのに」


「相談って何を……?」


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