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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ
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LOINEのメッセージは毎日返せないし、電話も頻繁にできないとか……?
きっと今まで私が不安になることが多かったから、前もって言っておいた方がいいことなんだろう。
嫌なことは先に済ませた後に逆プロポーズをした方がいいと思うから手のひらを祐に向ける。
「えっと……、じゃあ、祐が先にどうぞ……」
「いや、小春から話していいって」
「いやいや、祐からでいいよ。私は後でいいから。何なのか気になるし」
「それはオレも同じだって。……じゃあ、じゃんけんで決めようぜ。勝った方が先に話すってことで」
「じゃんけんかぁ……。いいよ。勝った方が先ね」
順番を譲るというのにどうして勝った方が先なんだろう。
疑問に思ったけど今はこのじゃんけんの結果が重要だ。
ドキドキと鼓動が激しくなる中、掛け声の後に出す拳に願いを込める。
今まで祐とじゃんけんをしたことがなかったからどれを出してくるか全く予想できない。だから直感勝負だ。
「最初はグー、じゃんけん……――――ぽい!」
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