この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



勝負の結果が出た後、パチパチと瞬きをして互いに出した手を眺める。


これはつまり……――――


祐が出したのはグーで私が出したのはチョキ。


その結果を前に祐はガッツポーズをしていた。


「よっしゃ。オレの勝ちだな」



まぁ、私は後に話したかったから負けていい。


私の不幸のジンクスは見えない力によって抑えられたようだ。


でもガッツポーズをするまで勝ちたかったのなら、私が先を譲った時に素直に受け入れればよかったのにと思える。


何のためのじゃんけんだったんだろう……。


ちょっと呆れてしまうけど、結婚の話を切り出すまでの時間が延びて少しホッとする。



何を話そうか頭の中で整理できていなかったから、祐の話の間が空いた時に考えよう。


いきなり「結婚したい」じゃなくて「今まで一緒にいてきて、この先も一緒にいたいと思うようになった」っと伝えることができれば上手く逆プロポーズに入れるだろうか。



「――――小春!」


考えている時に祐に声を張って名前を呼ばれて私は姿勢を正す。


「はっ、はい!……祐が言いたいことってなに?」



「小春の気持ちを考えてから今月中に答えるって約束していたことをまだ言っていなかったじゃん。……それだ」


/788ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ