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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



答えを導きだした祐はその綺麗な花束を私に受け取るように両手で持って向けてくる。


それを優しく手に取って、ほのかに香る花束の匂いを嗅いだ後、潤んだ瞳をしながら祐の方を見た。



「うん……。正解。よく分かったね」


間違っていないことを伝えると緊張していたのか胸に手を当てて、はぁっと大きく息を吐いて安堵していた。


私に出す答えについて自信ありげに触れていたけどきっと不安もあったんだろう。



「当たってよかったー。ばーちゃんと二人で話している時に花のことについて色々教えてもらったんだ。小春の好きな花でもある桔梗の花言葉も……。
話を聞いた時にもしかしてこれかなって思った」


「お婆ちゃんとそんな話をしていたんだ?」


「小春の好きな物だから少しは勉強しようかなーって思って。ばーちゃんも楽しそうに話していたからさ。

……でもこの答えだと小春の望んでいることにまだ繋がらないよな。そこもちゃんと考えたから」


「どれだけ私のことを考えてるの?」


「傷つけてしまったことを反省してから、小春のことをいっぱい考えていたのは本当だから。この先に続く本物の答えも当ててみせる」


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