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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ
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なぜなら祐が指輪を手に取って私の薬指につけてくれようとしているから。
人生で一度きりの出来事を見逃すわけにはいかない。
「これからよろしくな。……えっと、小春が好きそうなのこれかなって思って」
祐が私の左の薬指にプレゼントしてくれた指輪は花がモチーフのものだった。
しかも、リングについているダイヤは花の型に添って散りばめられていて可愛らしくて見惚れてしまう。
自分の指につけるのが勿体ないと思えるほど華やかなもので、化粧箱に入っていた時よりも輝いて見えた。
「ありがとう、祐。大切にするね」
「小春が喜んでくれてよかった。失敗したらどうしようかと思っていたからなー」
頬を緩めながらプロポーズと共にもらった指輪を見ているとすっかり忘れていたことを思い出す。
「あっ、ちょっと待って。私も祐に渡したかった物があるから」
「なんだ?小春の話たかったことってそれ?」
「そうそう。実は私もね、祐に結婚の話をしようと思っていたの」
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