この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「花屋って行ったことがないから小春のばーちゃんの知り合いのお店を紹介してもらったんだ。
指輪は小春の指は一般的な女性のサイズくらいかなって思ってとりあえず買った。
後でサイズ直しもしてもらえるみたいだったし」
「いつの間に買いに行ってたの?毎日一緒にいたじゃん。もしかして全部今日?」
「花は枯れちゃうから今日買ったけど、指輪はその前だな。
……友達に会って来るって出て行った日。あれは指輪とプロポーズをする場所を探すために出掛けてたから小春に嘘ついてた。ごめん」
頭を下げて謝ってきたけど、今はその嘘が愛おしく思える。
私を喜ばせるためにあんなにも時間を費やしてくれていたんだ。
「しかも、そのデザインの指輪の在庫がないから急いで発注してもらうことになってなー。
店の人が頑張ってくれて、昨晩の夜に受け取れるように手配してくれたんだ」
「もしかして、電話が掛かってきて出て行ったのって……」
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)