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永遠の愛を奪って
第4章 永遠の愛と出会い

「たっ、たまには違うのもいいかなーって……」
「えー?この前、シャンプーとトリートメントはボダニスドシリーズ一筋だって言ってたじゃん」
「この前はこの前ですよー。急にマジェリを使いたくなる時もありますし……」
「ふーん……。この匂いがそうなの……。珍しいこともあるのねぇー……」
疑うような眼差しと口調で私の異変を探ろうとしてくる穂並さん。
ラブホテルにあった備え付けのシャンプーとトリートメントを使ったとは言えない。
しかも朝にシャワーを浴びて髪を洗っていた青木くんも同じものを使っていたと思う。
そうなると……。
荷物を置いた穂並さんと更衣室を出た途端、その嫌な予感が的中する。
「青木ー!おはよー!」
「あっ、穂並さん。今日も朝からテンションが高いですね」
廊下を歩いていた青木くん背中に手を乗せて挨拶をしていた。
でもすぐに離れないで穂並さんは少しの間固まっていた。
「くんくん……。青木の髪からなんかいい匂いがするんだけど……」

