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永遠の愛を奪って
第4章 永遠の愛と出会い

バレてしまったかな……。
穂並さんは私と青木くんが体の関係を持っていることを知らない。
二人の間に入っていって誤魔化したかったけど、緊張して立ち尽くして見ていることしかできなかった。
「ねぇ、小春。そこでぼーっとしてないでちょっと来て」
「はっ、はい」
穂並さんに手招きされてようやく足を動かすと、また髪の毛の匂いを確かめるように嗅がれた。
「あれ……?もしかして青木は小春と同じシャンプーを使ってる?」
ハラハラしながら青木くんの答えを待っていると一瞬だけ目が合った。
セックスをしたことと、一晩一緒に過ごしたことが嘘ではなかったことを告げているようでドキッとする。
青木くんはなんて答えるのかな……。
私たちにとって先輩にあたる穂並さんにくらい、仲がいいことを知られてもどうってことない。
寧ろ、私と青木くんが親密な関係であることを知ってもらった方がこれから恋愛相談をしやすい。

