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永遠の愛を奪って
第4章 永遠の愛と出会い

私の都合ではそうだけど、とりあえず今は青木くんの判断に任せることにした。
「あー……、昨日はいつも使ってるシャンプーがなくなって姉ちゃんのシャンプーを使ったんですよ。小春と被ってました?」
「そうだったんだー。偶然被るとかあんた達は仲良しだねぇ」
「はははっ、すごい偶然ですね。それを探り当てる穂並さんの嗅覚もすごいですけど。
オレなんて自分のシャンプーの匂いすら分かりませんから」
「結構、匂いするよ?鼻大丈夫?」
二人の会話を聞きながらいつものように後ろをついていく。
青木くんは穂並さんに私とのことを隠したいのかな……。
そもそも付き合っていないから敢えて他人に話すのもおかしいと思うけど……。
今日も穂並さんは青木くんをからかうように肩に何度も触れている。
この前までこの光景をなんとも思っていなかったけど、近くなったせいで少しだけ胸が苦しくなり始めていた。

