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第1章 憧れの先輩

「お待たせ、さあ行きましょう」
私服に着替えた麗が亜美の腕を取って歩き出す。
スーツ姿の先輩かっこよかったけど、私服も素敵・・・。
黒いワンピースにホワイト系のコート、どちらもシンプルなデザインでアクセサリーもパールのネックレスだけなのに、麗が着ると女優かモデルみたいな存在感がある。
「ほら、ここよ」
着なれてないのが丸わかりのリクルートスーツの自分が恥ずかしい亜美の背中を押して、麗は六本木の高級ホテルのレストランに入る。