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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第1章 プロローグ~星の砂
そんな時でありましたが、おかあさんあひるがみにくいあひるの子のもとへやって来ました。

みにくいあひるの子は、おかあさんあひるに『ぼくにはメスのあひるさんなんかいないのだ…』と泣きそうな声で言いました。

おかあさんあひるは、みにくいあひるの子にやさしい声で言いました。

「いないのじゃなくて、今はまだ身の丈に合うメスのあひるさんがいないだけなのよ…じっと待っていればかみさまがあなたの身の丈に合うメスのあひるさんを選んでくださるから大丈夫よ。」

しかし、みにくいあひるの子の耳にはおかあさんあひるのやさしい声が聞こえていなかった…いいえ、みにくいあひるの子の耳にはおかあさんあひるの言うた言葉はひどくあいまいでいいかげんな言葉だと思っていたので『おかあさんあひるの言うた言葉はうそっぱちだ!!』と怒ってしまったのでありました。

おかあさんあひるにそのように怒ってしまったみにくいあひるの子は、大量の涙をこぼしながらおかあさんあひるに言いました。

「おかあさんは『じっと待っていればかみさまがメスのあひるさんを選んでくださるから…』それはどういうコンキョがあってそんなことが言えるのだよ…いつまで待てと言うのだよ…おかあさんの言うことは口先だけだ…ここに居つづけていたら…ぼく…年齢(とし)をとってしまうよ…ここには…ぼくのことを愛してくださるメスのあひるさんなんか…どこにもいないのだよ…」

みにくいあひるの子が言うた言葉に対して、おかあさんはものすごく困った声で言いました。
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