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咲の旅物語
第10章 ラファエルの依頼
「その歳で呑んでたら、大きくならないよ?」
「きゃっ」
「ヘラは、このままで十分だよ」
すかさず、ダイゴがヘラを抱き寄せニカッと笑い咲にいう。
それを聞いた咲やディラは、ニヤリッとすると終止ヘラ達をからかい始めた。
周りからは、歓声や笑い声があがる。
「大きく…?だからでしか…」
「姉さまは、それ以前の問題だと………」
ミヤはすかさずツッコミを入れ、周りからは笑いが上がった。
そんなこんなで、いつの間にかヘラも受け入れられ宴の夜は更けていった。
暫くして盛り上がる会場から少し離れた場所で岩に腰掛け、生前では見たことのない見事な星空を咲は眺めていた。
「はぁ…綺麗…」
「先刻は失礼しました。」
ボンヤリ眺めていると、背後から声をかけられた。
振り替えると、洞窟で会ったメガネの天使が立っていた。