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咲の旅物語
第11章 世界旅行の目的
そんなこんなで、全員同行する事になり会議(?)はダイゴ達を弄って終了した。
「相手は世界神。何を差し向けて来るか分かんないから、これから暫くここで鍛錬してもらうわ。」
「鍛錬?どうやって?」
咲の言葉にダイゴは辺りを見回す。
開けているとはいえ、大規模な訓練は出来ない。
咲はおもむろに立ち上がると皆を促す。
咲に着いて行くと、二階の奥に先ほどまでなかった扉があった。そこに入っていく。
「ここは我が造った亜空間。この中は時間が止まっていて、何をやっても元の空間には響いて来ない。ただ、中の人も成長はしないが出ると一気に中の成長が体に反映される。」
「つまり、出た時はちょっと危険なのよ。だから出る前に中で寝て来て。体力を戻すの。」
咲が指を指す方向にベッドが三つ並んでいた。
飲み物の貯蔵庫もある。
「それでも激しく体力を奪われるから最低数時間は動けないわよ。
あそこは激しく破壊しても、直るようになってるから安心してね。」
そう言うと、ゴーレムを100体造り出す。