パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 聖獣のパラダイス

そこには、お伽噺の様な可愛い家々が立ち並んでいた。

まだ早朝ということもあって、外には誰もいない。

「人化したほうが、何かと便利」

だそうで、他の聖獣たちもみな、この集落ではほとんど人化しているらしい。

家に入るとキッチンとソファーがあり、そこで待つように言われ、ソファーに座りキョロキョロと見回しているとペガサスが降りてきた。

「此を着てくれ。我の抜けた鬣で作ったものだ。」

それは、白い長袖のワンピースだった。
着てみると柔らかくサラサラとした手触りが心地好い。

時折、朝日で銀に輝く。

「キレイ。ありがとう」

ニッコリ言うと
ペガサスはふっと微笑み

「よかった。我はディラ。お前の事を聞かせてくれ。」

「わたしは咲。実は…」

咲はこれまでの経緯を話した。
「そうか…だから、ココへ来たのだな。咲はこれから、どうする？」

「一先ず、人の居るところに行ってみようかと…ここから行けるかな？」

「ああ。」