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咲の旅物語
第14章 死の洞窟
翌朝。
旅を再開させるはずだったのだが、急遽洞窟に行くことになったので、ログハウスはそのままに全員で洞窟の入口にやって来た。
「おぉ…これはこれは…」
ディラと咲は入口から少し離れた場所で洞窟を見ていた。
「もの凄く…気味が悪いです。」
咲は、お化けが苦手だ。
そういうのが、居そうな雰囲気がガンガンしてくる真っ暗な洞窟に尻込みしていた。
「苦手…か?」
「あぅ…」
真っ青になり、カクカクと頭を縦にふる咲を見て、ディラは黒い笑みを浮かべる。
面白そうなので、洞窟に放り込みたいが何がいるか解らない。
仕方がないので、本体でなくゴーレムを使って調査する事にした。
嫌がる咲を説得して、ディラと共にゴーレムを作成させ洞窟に向かう。