この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
咲の旅物語
第14章 死の洞窟

一度この洞窟で恐怖を味わったジャルムは、口を開けたまま呆けていた。



咲は大人しく拐われていたが、不意に強い悪寒を感じ魔力を解放する。

『いやぁっっ!』

辺りが白く光ると、ディラと咲を捕らえていたものが音もなく消滅した。

『光の最上級はやり過ぎだ…。』

ため息をつくと、咲を見る。

『だだだだだってぇ~』

涙目でディラにすがり付きながら、前方を見た。

『…おぅ』

咲の視線の先には、真っ暗にも関わらずぼんやりと何者かの輪郭が浮き出ていた。

女性らしき白い服を纏った影が微動だにせず佇んでいる。

恐る恐る近づいていくと、ソレはゆっくり此方を向いた。

―肉をくれるかえ?―

男性とも女性とも言えない声が、洞窟内に響く。

『きゃあああぁぁぁぁ!!!浄化!!浄化!!浄化!!浄化ああああぁ!!』

咲は、あまりの気持ち悪さに魔法を連発した。

/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ