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第6章 湖村 ミノー

「お前たちは獣人を嫌がらないのか？忌み嫌われる魔物とのハーフだ。さっきの貴族も獣人だからと…」

何を言ってるの？という風に咲は首を傾げる。
咲の様子に分かってないと思ったのか、ディラが念話を送る。

（この世界では、獣人は嫌われる存在だ。神の知識にあったろう？）

（ああ…！）

「カワイイから寧ろ好き」

もぅ、愛しいとばかりにティナをギュッとする。

「いやいや、オレも獣人だし…。」

「ダイゴは寧ろかっこいいよ。強そうだし。」

その言葉にダイゴは顔を真っ赤にして目を反らす。

「ありがとう…」

因みにﾀﾞｲｺﾞは、燃える様な真っ赤な髪とピンっと張った耳に、切れ長の目で瞳も綺麗な赤い色をしている。
整った形のいい鼻や唇で、イケメンだ。
体型はやや筋肉質で、力も強そうだ。