この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
咲の旅物語
第6章 湖村 ミノー
ティナは涙目になりながら、咲にしがみつく。
「里に行かないと、分かんない。」
困ったように眉を下げ、ティナの頭を撫でる。
「そうだな。もしかしたら礼拝式で神が降臨されれば、原因が解るかもしれん。」
「え?タチバナ来るの?」
咲がディラの言葉で顔を上げた。
「本物であれば、な。」
咲はちょっと、嬉しそうである。
「決まりね。明日、タチ…神に会ってみよう。2人はここに泊まればいいよ。里までは結構かかるの?」
「いいのか?ありがとう。里へは馬車で1週間ほどだ。」
「そっか。んじゃ、まだ日があるうちにヘロロの種を取ってくる。」
ぱぱっと行ってくるから。
と咲は転移して行った。
「お、おい。グリーンダスの森か?大丈夫なのか?」
残されたディラに問い詰める。
「問題ない。
それより、病だが神に会えない場合、我等が里へ行ってみようと思うが…それは大丈夫なのか?」
獣人の里は、人間などから身を守るため人が入るのを拒むという。
「それは、俺たちがいれば問題ないが、お前たちが治すのか?」
「里に行かないと、分かんない。」
困ったように眉を下げ、ティナの頭を撫でる。
「そうだな。もしかしたら礼拝式で神が降臨されれば、原因が解るかもしれん。」
「え?タチバナ来るの?」
咲がディラの言葉で顔を上げた。
「本物であれば、な。」
咲はちょっと、嬉しそうである。
「決まりね。明日、タチ…神に会ってみよう。2人はここに泊まればいいよ。里までは結構かかるの?」
「いいのか?ありがとう。里へは馬車で1週間ほどだ。」
「そっか。んじゃ、まだ日があるうちにヘロロの種を取ってくる。」
ぱぱっと行ってくるから。
と咲は転移して行った。
「お、おい。グリーンダスの森か?大丈夫なのか?」
残されたディラに問い詰める。
「問題ない。
それより、病だが神に会えない場合、我等が里へ行ってみようと思うが…それは大丈夫なのか?」
獣人の里は、人間などから身を守るため人が入るのを拒むという。
「それは、俺たちがいれば問題ないが、お前たちが治すのか?」