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咲の旅物語
第2章 神の部屋
曰く、彼の部下の天使のくしゃみが原因で書類を撒き散らし、それを片付ける時に本来死ぬはずの人と私の死ぬ運命が入れ替わり私が死んでしまった。
直ぐに気付いたが時すでに遅し。
本来死ぬ予定の人は別の死因でしっかり亡くなり、同時にわたしも事故で死んでいた。
しかし、輪廻を扱う部署は手違いを知らない為、本来の人だけを輪廻の輪に入れる。
そして、わたしは輪廻の輪に入る為の魂の待機所でさ迷っていたらしい。
それを問題を起こした天使が保護し、ここに連れてきたと。
「ほんとうに俺の部下がすまない。」
深々と頭を下げるタチバナ。
「…で、その天使は?」
カチャ
そう言ったとき、部屋の扉が開いて金髪ロン毛のイケメンが青ざめた顔をして入ってきた。
「わたしです…。」
「………………………。
お前かぁぁぁ!!!」
ゴフゥっ
器用に布団を巻き付けながら金髪ロン毛に飛び蹴りしてやった。
直ぐに気付いたが時すでに遅し。
本来死ぬ予定の人は別の死因でしっかり亡くなり、同時にわたしも事故で死んでいた。
しかし、輪廻を扱う部署は手違いを知らない為、本来の人だけを輪廻の輪に入れる。
そして、わたしは輪廻の輪に入る為の魂の待機所でさ迷っていたらしい。
それを問題を起こした天使が保護し、ここに連れてきたと。
「ほんとうに俺の部下がすまない。」
深々と頭を下げるタチバナ。
「…で、その天使は?」
カチャ
そう言ったとき、部屋の扉が開いて金髪ロン毛のイケメンが青ざめた顔をして入ってきた。
「わたしです…。」
「………………………。
お前かぁぁぁ!!!」
ゴフゥっ
器用に布団を巻き付けながら金髪ロン毛に飛び蹴りしてやった。