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第8章 獣人の里 ピッケ

はぁ…

ディラは大きくため息をつき、獣人達を見回すと隊長に向かった。

「病に掛かっていた者が気になる。我等が里に入っても？」

ハッと頭を上げた隊長は、表情を緩めると先導するように

「そうだった。恩人をこんなところで足止めしてしまっていたな。歓迎する。ようこそ獣人の里、ピッケへ！」

｢｢｢｢ようこそ！！！｣｣｣｣