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咲の旅物語
第8章 獣人の里 ピッケ
まず最初に咲たちの前に現れたのは切り立った崖だった。
そこには洞窟があり入口には見張りだろうか、二人の人が立っている。
隊長が声をかけ、中に入ると程なくして洞窟を抜ける。
視界が開けたとき、目の前の不思議な景色に感動の声をあげた。
周りの木々とは比べようもないぐらいの巨大な大木が一本そびえ立ち大きく枝を広げている。
その枝々にはツリーハウスが建っていて、それは大木に巻き付く蔓で造られているようで、所々の家が枝の下にぶら下がっていた。
大木の幹には螺旋状に階段が付けられており、上まで上がれるようだ。
隊長は階段を登っていき、その中の一際大きな家へ入っていく。
「皆さん、少し待っていて下さい。」
そう言うと中へ消えていった。
「ここは?」
ヘラが聞くと
「長の家だ」
ダイゴが少し緊張気味に呟いた。
「皆さん、どうぞ中へ。」
隊長が家から顔を出して笑顔で咲たちを促す。
そして、ダイゴに向かうと
「ダイゴ、俺は持ち場に戻るから長のところまで案内を頼む。」
小さく頷くダイゴを見て、頷き返しティナの頭を撫でた後、咲たちに礼をして隊長は去っていった。
そこには洞窟があり入口には見張りだろうか、二人の人が立っている。
隊長が声をかけ、中に入ると程なくして洞窟を抜ける。
視界が開けたとき、目の前の不思議な景色に感動の声をあげた。
周りの木々とは比べようもないぐらいの巨大な大木が一本そびえ立ち大きく枝を広げている。
その枝々にはツリーハウスが建っていて、それは大木に巻き付く蔓で造られているようで、所々の家が枝の下にぶら下がっていた。
大木の幹には螺旋状に階段が付けられており、上まで上がれるようだ。
隊長は階段を登っていき、その中の一際大きな家へ入っていく。
「皆さん、少し待っていて下さい。」
そう言うと中へ消えていった。
「ここは?」
ヘラが聞くと
「長の家だ」
ダイゴが少し緊張気味に呟いた。
「皆さん、どうぞ中へ。」
隊長が家から顔を出して笑顔で咲たちを促す。
そして、ダイゴに向かうと
「ダイゴ、俺は持ち場に戻るから長のところまで案内を頼む。」
小さく頷くダイゴを見て、頷き返しティナの頭を撫でた後、咲たちに礼をして隊長は去っていった。