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モデルの撮影だったのに
第2章 承
は?何言ってるの?いちゃいちゃする!こんなオカメと。ムリムリムリ。確かに、カメラマンは、撮影のときに、モデルを乗せるために歯の浮くセリフを使うみたいだけど、いちゃつきまでするの?そりゃ、イケメンなら、そういうことになっちゃってもいいけど。

そんなことをユカが思っていると、オトコはこう切り出した。

「お互いが恋人同士になって撮影すると、モデルの表情や仕種に艶が出るんだよね。もちろん、それが本当でなくても、仮初めの関係でもね」

もし、そうだとしても、オカメとじゃあ、そんなことにはなりませんよ。

と心で呟くユカ。

「いま、俺とじゃあ、ムリ。そんなことには、絶対ならないって思ったでしょ」

え!この人、私の考えてること、わかるの?

不審がるユカの手の甲に、そっとオトコが自分の手を重ねた。

え!あっ!

身体に力を入れて抗おうとするユカだったが、思う以上にオトコの力が強いのと、ギュッと手の甲をくるまれてしまって、逃れるタイミングを外されてしまった。

オトコはユカに、にじり寄ると、もう片方の手で彼女の肩を引き寄せ、首筋に唇を押し当てたかと思うと、舌先で、ツツツーツツツーと肌上を滑らせてきた。

予想外のことと、その敏感な攻撃に、ユカは自分の身体の力が抜けるのを感じた。

ちょ、ちょっと待って。

軽く男がユカの肩を押すと、簡単に彼女はベッドに横倒しになった。

今度は、首筋だけではなく、耳たぶ、頬、あご、まぶたと顔のありとあらゆるところに、そっと口づけし、しかも舌先を押しつけてなぞってくる。

身体に力が入らず、男のなすがままの状態になっている自分に腹立ちと疑念が湧く。

オカメのくせに、なんなの?身体に力が入らない。悔しい。

さざめくように微妙な気持ち良さが、どんどん身体を包み込んでいくからだ。

頭と身体の反応が一致しない。

視覚を触覚が凌ごうとしていた。

優しい、それでいて、ぞくっとする感触の渦が、ユカの身体を捕まえて離さない。

「あぁ・・」

軽い吐息をユカが漏らしてしまうと、オトコは次の動きに移った。

彼女の太ももに手を滑らせると、指先に力を込めて、円を描くようにさすり、もう片方の手で彼女の手を引き寄せると、爪を指の腹で優しく撫で回し始める。





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